野球選手が練習で走り込みをやらない勇気が必要な理由

野球選手が走り込みを辞める勇気を持つために

走り込みが野球選手にとって必要なことであるのかどうかは、少しだけ自分で検証してみれば簡単に分かることです。

投手の練習のメインは「走り込み」であるように捉えられていますが、陸上選手よりも走り込みを行う意味はあるのでしょうか。

その「走り込み」で具体的に何のパフォーマンスが上がっているのでしょうか。

それを一度でも調べてみたことはあるでしょうか。

一つの考える参考としては、自分のチームや自分が今まで所属してきたチームを考えてみてください。

基本的に一生懸命やっているチームでは、皆が大量の時間と体力を使って、馬のように毎日走り込みをしていると思います。

そんな選手の中で、上達した、球速が上がった、変化球のきれがよくなった、コントロールがよくなった、プロ野球選手になれた・・・といった人はどれぐらいいるでしょうか。

大学レベルであれば、全学年合わせれば約30人ぐらいは投手がいるでしょう。

それだけいても、上記のような結果が走り込みから得られた選手は3人いればいい方でしょう。

つまりは9割近くの選手が失敗に終わります。

この9割近くの選手が失敗に終わっているのはサボっていたからでしょうか。

決してそんなことはないはずです(むしろサボっていた方がうまくなったんですが)。

しかし、そんな9割の選手は「サボっていた」、「才能がなかった」と片づけられていきます。

そんな状況が何十年も変わらずに続いています。

しかしそれと同時に、皆はある事実も知っています。

それは

サボってばかりいるのに何故か活躍し続けている選手がいること

を。

その理由は一見サボっているように見えても、必要な練習には全力で、不必要な練習には大して力を入れないようにし、効率的な練習をしているからなだけです。

彼らにとってサボることは勇気ではなく当たり前なことでしかありません。

そういった意味では彼らには才能があると言えるのかもしれません。

しかし、常識の殻を破っていくためには、何かをやる勇気以上に辞める勇気が必要になってきます。

現代野球の中で走り込みを辞めてしまった投手は周りから白い目で見られるかもしれません。

ただ、野球選手に重要なことは、野球グラウンドの上で、試合の中で、どのような結果を残すことができるかどうかです。

野球選手として大切なことは何なのか、今一度考え直してみてください。

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