野球選手は本当に自分のために練習をしていますか?

野球選手は本当に自分のために練習をしていますか?

野球に限らず、どんなスポーツであれ練習をしないスポーツは存在しません。

ゴルフであれ、登山であれ、そのほかの様々なスポーツでも練習を行います。

しかもそれは、趣味程度に行っている人であれ、本格的に行っている人であれ、何かしらの練習やトレーニングを行なっています。

では、そんな練習やトレーニングは誰のためにやっているのでしょうか。

答えは簡単ですね。

自分のためです。

しかし、実情をみていくと本当に自分のためにやっていると言えるでしょうか。

始めの頃は上手くなるためにやっていた練習も、中学や高校と成長していく過程でチーム練習をする割合が多くなり、気づけば練習をやっていることが当たり前になり、練習の目的を考えなくなっていきます。

野球と言う競技はチームスポーツです。

しかしそのチームワークとは、決して一緒にプレーをしたり練習したりすることを指した言葉ではありません。

野球に求められるチームスポーツとは、

自分が失敗しないように、自分の技術が向上するために練習を行い、試合で結果を残すこと

です。

それらが結果的にチームの勝利につながっていくことがチームワークです。

つまり、

野球も個人競技と何も変わらない

ということです。

野球は9人いなければ試合ができないので、一見チームの連携が重要に感じるかもしれませんが、どこまでいっても個人能力の差でチーム力に差が生まれます。

野球は、自分に任された持ち場をきっちり果たせるように練習を行います。

自分のためにファインプレーをし、自分が失敗しないようにすればそれがそのままチームプレーとなります。

 

それにも関わらず野球界の練習は罰ゲームを中心とした練習量の多さに驚愕します。

何か失敗したら・・・試合に負けたら・・・帰ったら練習、失敗したことをひたすら練習を続けます。

しかし、レベルの高い選手になれなるほど、一つの失敗したことを確認するために、長時間をかけて行います。

何の考えもなしに練習したりすることはありえません。

バッティングの確認をするために、たった1スイングするだけに15分や20分もかけながら確認していきます。

かなり些細な所へ意識を向け、気づきを得ながら確認を繰り返します。

人から教わるわけではなく、自分で気づき変化していかない限り本物の成長はありえません。

 

罰ゲームのような練習やチームで同じ練習をすることが野球選手に求められるわけではありません。

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