いくらトレーニングしても背筋は腹筋より強くならない
では、「腹筋」と「背筋」について学んでいきましょう。
まず大前提として、
「背筋」はどんなにトレーニングをしようとも「腹筋」よりも強くなることはない
ということをご存じでしょうか?
ただし一つだけ例外があり、「腹筋」と「背筋」を体から採取し、それぞれ体から離した状態で、トレーニングをさせたときに限っては「背筋」のほうが強くなることがあります。
しかし、通常は体の一部としてトレーニングをするため、こんなケースを考える必要はありません。
この説明をした理由は科学的根拠を示す際と体の中で起きていることが異なるケースがあることを示すためです(『 そもそも人間の身体は科学しきれていませんよ? ~科学的根拠を求めた練習をする危険性~』)。
つまり人間の身体の中においては、
「腹筋」よりも「背筋」のほうが絶対的に弱い
ということが言えます。
これは、人間が恐怖や危険を感じた時に、体を丸くする特性を発揮するための機能があるためです。
何かびっくりしたりしたときには腹筋が強くなり体を丸め、防御するためには背筋が弱くないといけません。
これが人間として自然な状態であることを理解してください。
つまり、
背筋を強くしようと思えば、それ以上に腹筋を鍛えておく必要がある
ということです。
じゃぁ腹筋をとにかく鍛えよう・・・というハナシになると思いますが、実はそんなに簡単な話ではありません。