これらかの「スパイク」の話をしよう~スパイクの底の厚み~

新品スパイクの魔法

皆さん、自分が選んでいるスパイクってあなたにとってベストのものでしょうか?

ここ10年ほどで様々なスパイクが出てきました。

かかとにクッションが入ったものや、メッシュタイプのものまで、ありとあらゆるタイプのスパイクが、大量に開発・販売されています。

そんな数あるスパイクの中からお気に入りの一足を選んでいるわけですが、どのようにして選んでいるでしょうか?

「履きやすさ」は人それぞれだと思いますが、だいたい真新しいものを履いた時、

 

「履きやすい!!」

 

と思いがちではないでしょうか?

もちろん自分がもっとも履きやすいものを選ぶことが一番いいのですが、 新しいものというだけで気分は高揚してしまいやすいので判断を鈍らせがちです。

スパイクは足への負担に大きく関わり、怪我につながる大きな要素を担っているので、新品スパイクの魔法にかからずに冷静な判断をする必要がありますよね!

シンプル is ベスト

それでは数ある中からどのようなスパイクを選べばいいのか、という話ですが、私はシンプルなものをおススメしています。

その理由としては、身体の適応能力は非常に高くできています。そのため、道具に様々な付加価値が付いてしまうと、身体は自分の能力を最大限に出す必要はないと判断してしまいます。

身体が上記の判断をしてしまうと、自然と本来の力を発揮しなくなり、身体的な強化を図ることができなくなってしまいます。

つまり、シンプルな道具を選ぶメリットは、身体が自分の能力を最大限に引き出すように働くということです。

グラブやスパイクはシンプルなものを選ぶように心がけると、身体に余計な影響を与えることがなくなります。

私は革底の、歯が6本、釘を織り込むことによって歯を固定する昔ながらのスパイクをお勧めしています。

例えば、投手が、かかとの高くなっているスパイクを履いていたとします。

投手においては、既にマウンドが高くなっているのに、かかとがさらに高い位置におかれた状態で投球してしまうと、どうなってしまうのでしょうか。

つま先から突っ込むようなステップになり、ふくらはぎに強い緊張が生まれるということは安易に想像できるのではないでしょうか。

これを何百球と繰り返し、それもほぼ毎日繰り返すのですから、身体には相当の負荷が蓄積されていってしまいます。。

また体の体幹から離れた部分の緊張は体幹の緊張も生みだしてしまうという「神経的なサイクル」も働き、さらに身体は動きにくくなっていきます。

この状態になると、フォームもぎこちなくなってしまい、怪我にもつながりかねない重大な問題です。

今回の記事で取り上げた「スパイク」でも人によっても状況はことなり、シンプルなものの中にも、異なっているポイントはあります。

スパイクひとつを取っても、よく検証し、理屈と、自分にあっているのか否かを確認しながら様々な道具選びをシンプルに行っていきましょう。

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