バッティングにおいて前が大きなスイングを実現する方法
「前が大きなスイング」を実現するためには「前を大きく振る」意識をいくら強く持っても実現できません。
むしろ本来の自分の身体にあったフォームを崩すだけで、バッティングのパフォーマンスを下げてしまう結果しか生み出しません。
そんな意識をしてもどうにもならないことを解決する方法はたった一つしかありません。
それは、
変えたい動作の前段階（準備段階）に変化を与えること
です。
つまり、バッティングで言えば「構え方」です。
「構え方」を変えることで、結果的に「前が大きくなるスイング」に必然的に起こらざるを得ない状態にすることでスイングに変化を与えます。
バッティングはスイングが始まった後のことは、大半が無意識下で行われています。
意識をせずに行っていることを意識的に変えるなんて不可能に近い行為です。
ただし、「構え方」を変えると一口に言っても、人それぞれに適した形が存在しています。
そのため画一的なことを伝えていては意味がありません。
というより全ての人に当てはまる理想のフォームなんて存在しません。
そこで、
指導者は本来、一人一人にあった形で「前が大きくなるスイング」を結果的にできるようなバッティングフォーム（構え方）を提示
してあげなくてはいけません。
「前を大きくするように」と言うだけなら簡単です。
そんなことは誰にでも第三者的に見て入れば分かります。
指導者は「前が大きくなる」ために何が必要なのかを考え教えてあげなければいけません。
選手も「前を大きくするように」というアドバイスをもらって無視しているわけではありません（無視している選手もいると思いますが）。
大半の選手は、必死に言われたことを実現しようと努力しています。
しかし、それでもできないから目の前の結果が続いているわけです。
だとしたら根本的な所から改善する必要があることに早急に気づき、適切なアドバイスをしてやらなければなりません。
間違ってもできない選手に「センスがない」なんてレッテルを貼ってはいけません。