甲子園に2度出場し、社会人野球で全国1位を経験して思うこと

甲子園に2度出場し、社会人野球で全国1位を経験して思うこと

私は現在、「takebat.com」と「野球肩革命所」という野球選手向けのメディアを運営しています。

なぜ、このようなメディアを運営しているかと言うと、私の野球経験及び治療家人生、会社経営人生から思うことがたくさんあったからです。

それは、

野球選手ならバットを振るよりペンを持った方が現役時代においても、引退後においてもメリットが大きい

ということです。

もちろん、ペンでバッティングをしろと言っているわけではありません。

勉強をしようということです。

私は甲子園を2度経験し、社会人野球でも全国1位になったチームで投手としてプレーしていました。

しかし、最後は野球肩によって野球人生の終焉を迎えました。

そこから東京青山にて整骨院を開業し、現在は数社の会社を経営するまでになりました。

野球を勉強し、人間の身体を勉強し、社会の勉強をしてきた中で、現在の野球選手へ、過去の自分に対して伝えたいことを記しています。

決して空想や創造ではなく、自分が全て経験してきたことを元に記しています。

野球界にずっとい続けていたら見えなかったであろうことを中心に記しています。

現在の野球界は過渡期に突入しており、野球人気の低迷に歯止めがききません。

テレビ中継も大きく枠を削減されました。

そんな状況を覆していくためには、野球界の中に答えを求めてはいけません。

既に野球選手として私なんかより大成した方たちが一生懸命にやった結果が今なので、普通の人には解決の糸口の野球界の中から見つけ出すことは不可能でしょう。

そんな時は、広い視野をもって野球界を客観的にみることが重要になってきます。

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野球界を劇的に変えるヒントは野球界にはあらず

私が最も変えたい状況は、

社会に出た時「野球選手だから仕方ない」「野球しかしてこなかったのだから仕方ない」という評価をされてしまうこと

です。

野球をプレーし野球の中で生きている内は完全に実力主義、年齢主義の世界なので一つの生き方wしていれば問題ありません。

しかし、社会に出れば多種多様な考え方の中で適応しながら生きていかなければなりません。

本来は野球界も多種多様な考え方を取り入れているべきなのですが、「伝統」という表向きキレイな言葉に阻まれて進化の道は簡単ではありません。

しかし、それでも「takebat.com」を運営している理由は、

「野球をしていると素晴らしい人間となるんですね」、「野球とはどんなスポーツなんですか、興味があります」と称賛、承認されるような引退後を送る選手を育成したいから

です。

そのために現実を直視し、現在足りないものを抽出し、問題点の改善に全力で取り組んでいかなければならないと考えています。

他の業界の人たちは、必ずどこかで何度かは経験していることを野球界にいれば経験する必要はありません。

しかし、いづれは野球を辞めて社会に出る日が訪れます。

そんな日に対応できるだけの人間形成ができるような野球界にしていきたいと本気で思っています。

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野球引退後の生活を考えることは現役中にも活きる

さらに、今だから言えることですが、引退後の生活を考えることは現役中のパフォーマンスにも好影響が出ます。

勉強をすれば野球が上手くなります。

というより、野球界の人間が勉強を放置しすぎていて、少し勉強するだけでパフォーマンスのアップにつながる情報に触れることができます。

そのためには、人間の身体を知る必要があります(つまり「理科」)。

そのためには、物理の法則を知る必要があります(つまり「物理」)。

そのためには、計算できるだけの力が必要です(つまり「数学」)。

そうなんですよね。

全て学校で学ぶことです。

学校は多くの人が思っている以上に素晴らしい教育システムを用意してくれています。

一つもったいないところは

得た知識、情報を自分自身で検証し試行錯誤を繰り返す環境がないこと

でしょう。

野球選手は体の勉強をすれば、故障のリスクを下げることができます。

故障のリスクを下げるための本質は、体のエネルギー伝達効率を高めることです。

つまりそれは、野球技術のパフォーマンスを高めることにつながります。

分かりやすい所で言えばトレーニングの内容が変わります。

練習時間も変わるでしょう。

今までに少し毛の生えた程度の新記録ではなく、圧倒的な記録を生み出す選手も現れることでしょう。

皆が野球界の低迷を嘆いていますが、私から見ればやれば劇的に伸びる方法が溢れています。

何か私が特別なような書き方をしてしまいましたが、野球界を知って別の社会を経験した人間であれば誰でも分かります。

変化を恐れてはなりません。

今までの野球界の常識はいったん頭の片隅にやって、自分自身で新たな挑戦をしていきましょう。

ここ何十年も大した変化のない業界で生きていれば、あまりにも多くの野球上達につながるヒントの多さに気づくことができるはずです。

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