バッティングで選球眼を良くするとは
では、選球眼を良くするとはどういうことを意味しているのでしょうか。
「選球眼をよくする」とは
「ボール」、「ストライク」の見分けをした上で、「バットに当たる確率」、「ヒットにする確率」、「ホームランにする確率」を高めることが目的
です。
つまり「ストライク」か「ボール」かを判断できるだけでは意味がありません。
そのため、選球眼を良くするために「ボールを振るな」「ストライクを振れ」などいくら言っても良くなることはありません。
本人はストライクを振ろうとしてボール球を振っていますし、ストライクを見逃すつもりはないのに見逃してしまっているわけなので。
結果的にその打席でヒットを打てるなら、それ以外の球を空振りしても問題ありません。
何なら3割以上打率を残せるなら、一つの打席を三振するぐらいまったく問題ありません。
そしてもっと言うなら、一試合まるまる打てなくてもチームが勝てれば問題ありません。
野球を全体でとらえた時に「選球眼」が何故必要なのかを考えなければ、選球眼の正体を探っても全く意味がありません。