打者が試合中に考えることは投手の癖を見抜くこと
打者の方々に質問です。
試合中に何を考えていますか?
人それぞれ、場面によってそれぞれ考えなければいけないことがあると思います。
しかし、試合全体を通して打者であるならば必ず考えていなければいけないことがあります。
それは、
相手投手の癖(くせ)
です。
野球は心理戦のスポーツです。
一度、試合が始まれば技術が突然上達するようなことはありえません。
投手は相手打者のタイミングを外そうとし、打者は相手投手の調子を崩すことに全力を注ぐスポーツです。
打者と投手をチームに置き換えても同じことが言えます。
まさに情報戦です。
そんな情報の中でも「相手投手の癖」を見抜くことができれば、かなり優位に試合展開を進めることができます。
大きな実力差があれば、情報を得たところで試合展開を左右させることは難しくても、多少の実力差であれば簡単に局面が変化します。
打席にたっている打者は当然ながら、ネクストバッターズサークルにいる選手、ベンチにいる選手、監督・コーチといったスタッフは、全力を注いで相手投手の癖を見抜く必要があります。
重要性を考えれば、相手投手の癖を見抜くためだけの部隊も存在しても良いほどで、実際にそんな部隊を持つチームも存在します。