テイクバックをとればとるほど打球は飛ばない
野球界でバッティング理論を語られる時、「テイクバック」はとればとるほど打球が遠くまで飛んでいくと言われることが良くあります。
私自身も子ども時代、現役時代にはそう教えられました。
もちろん野球指導本にもそう書いてありました。
皆からの教えを忠実に守り、しっかりステップと同時に、テイクバックを取っていました。
そして体に捻りをつけ、その捻りの反発でバットを振ると打球は飛んでいくということを完全に信じてイメージし続けていました。
ところが・・・
テイクバックはとればとるほど打球は飛ばなくなる
ということが最近判明してきています。
これは、野球選手としてアマチュア野球まで進み、プロ野球選手達と日常を過ごし、その後に医学的な知識を学習しトレーナーや治療院を開業してきた自分だからこそ気づけたことです。
野球関係者は、人間の身体の構造について学ぶ機会がないため、その理由に気づくことはありません。
反対に、医療関係者は人生をかけた状態での野球を体感した人はほとんどいないため、考えが及ぶことはありません。
人間の身体の構造といっても、小学生レベルの理科の知識があれば見えてくることなので、内容が少し難しいかもしれませんが、テイクバックが必要ない理由を身体の構造からみていきたいと思います。
これを機会に少し勉強してみようと思ってもらえれば幸いです。