日本の野球はガラパゴス野球
日本の野球界は、あらゆる物事からガラパゴス化してしまっています。
日本という国は、何かと「ガラパゴス〇〇」と言われることが多いですが、中でも野球は「伝統」という言葉を隠れ蓑(みの)にガラパゴス化しています。
ガラパゴス化とは、
市場が外界から隔絶された環境下で独自の発展を遂げ、その結果として世界標準の流れからかけ離れていく状態を揶揄する表現
です。
馴染みが深いところでいうと、ガラパゴス携帯と言って、日本独自の発展を携帯電話で遂げていました。
それも今やスマホにとって代わられています。
今となればスマホをバカにする人はいませんが、初めて日本にスマホが入ってきた時には、日本の文化に馴染まないから流行らないと言われていました。
まさしく、今の日本の野球界もスマホが日本に入ってきた時の状態に似ています。
野球をスポーツの世界から捉えてみると、特有の敷居があります。
新しい情報が入りにくい状態で、入ってきたとしても受け入れようとしません。
高校野球で起きた出来事に対して、元オリンピック選手が「(野球は)最も時代から遅れている競技になりつつある」と指摘されるほどです。
これはまさに「ガラパゴス野球」という状態に入っているといっても過言ではないでしょう。
この後、スマホに値する文化を受け入れていかなければ、日本における野球がスポーツの中で衰退していくことは目に見えて明らかです。
また、逆の捉え方をすれば、必然的に変化を迫られてしまうことを考えれば、今の間に変化に対応しておくことで、次の野球界で活躍する選手になれるかもしれません。
では、野球界におけるスマホに値するものとは何でしょうか。
この答えは1つではないでしょう。
takebat.comでお伝えしていることで言えば
自分で考え、自分で検証し、自分で試行錯誤を加えるという考え方を持つこと
だと考えています。
日本の野球界は、何かにつけて与えられる環境に慣れすぎています。
練習内容もほとんど自分で考えることはありません。
逆に言えば、人と違うことを許される環境にもないと言えます。
その結果、発展した過去があるものの、現代にはそぐわない面が多々発生してきています。
練習内容も、基本的な流れは50年以上も変化していません。
何十年も行われ続けている練習さえあります。
本当に今の練習内容がベストでしょうか?
まずは目の前の状況に疑問を持ってください。
そして他のスポーツや、まったくジャンルの違う人の話を聞いてみてください。
野球界が選択していることが全て正しいわけではないことに気づくはずです。
と、かなり悲観的な内容になってしまいましたが、ガラパゴス野球は悪いことばかりではありません。
なぜなら
他の競技や別ジャンルの知識を取り入れれば簡単に成長できる環境にあるから
です。
他の人たちが検証し、効果があると認められたトレーニングや考え方がたくさん転がっています。
野球界の人間は、その情報に触れて取り入れるだけで良い状態の情報がたくさんあります。
この状況ってチャンスだと思いませんか?