もともこもない話ですが・・・。
ここ最近の記事にて、「筋トレ」について詳しく解説してきました。少々小難しい話も交えてきましたが、「筋トレ」を考える上で「筋肉」について知ることは大前提ではないでしょうか。
過去の記事をご覧になっていない方は下記よりご確認ください。
◆【小難しすぎて閲覧注意】筋肉の働きについて真面目に語ってみました。【打者編】
さて、本日の本題は、「筋肉」や「筋トレ」については分かったけど、どうやって「筋肉をつけたら」いいのか、ということです。
そんなご質問をLINEやFacebookからメッセージでたくさん頂きました。(ご質問ありましたら今後もどんどんくださいね!)
もっともなご質問なので、本日は『野球選手にとって効果的な筋肉の”つけかた”』について記していきます。
実はこの質問、答えはとっても簡単なんです。
もともこもない話なのですが・・・・・
「バットを振ることです」
え?!なんだそれ?! って話ですが、
「ボールを打つこと、ホームランを打つ練習をすること」
これが一番バッティングに必要な筋肉がつきます。
振ればいいってわけじゃない
バッティングに最適な筋肉をつけるのは「振ること」です。しかし、適切なフォームや理にかなっていないフォームの反復は悪い方向に行ってしまうためお勧めできません。しっかりとしたフォームで反復練習をしなければ意味がありません。
では「適切なフォーム」とはどのようなフォームなのか、というお話になると思いますが、
私が定義する「適切なフォーム」とは、
「様々なボールに対応し、常にベストインパクトを実現し、思い切り振り抜くスイングができるフォーム」
だと考えています。
このフォームを実現するためのトレーニングはやはりスイングトレーニング以外考えられません。「筋トレ」というのはあくまで補助にすぎません。
野球選手、なかでも打者にとっては、上記のような「適切なフォーム」を手に入れることが至上命題であり、このフォームが実現できるのであれば、極論の話、筋肉なんてなくったって構わないわけです。
これらのフォームを手に入れるためには、弊社開発中の「炭化竹バット」が非常に有効的です。(だから開発したわけですが・・・笑)
様々なボールに対応するためには
様々なボールに対応するフォームを手に入れる重要なポイントは
「待ち方」
です。
ストレートも、変化球も「待ち方」によって、ボールの「見方」に変化が現れます(自分の近くまでボールを引き寄せられるようになります)。
そのためのトレーニングには「青鬼バット」もしくは「赤鬼バット」を使用して練習します。
どちらのバットも通常のバットよりも重量があります。
この重量のあるバットを使用して、上半身はピクリとも動かさないように、スイングのステップだけを繰り返してください。顔の位置もグリップの位置も全く動かさず、足だけがスイングのステップをし、「体重移動だけ」している状態をつくります。
ベストインパクトするには
次に「ベストインパクト」するために重要なポイントは、
自分のスイングをすること
です。
これには「魚雷バット」を使った練習が最適です。
「魚雷バット」を使い、ロングティーを行うことで、ヘッドを走らせる感覚をつかむ練習が可能となります。
思い切り振り抜くスイングを実現するためには
「思い切り振り抜くスイング」を実現するためには「魚雷バット」と「青鬼バット」を使って、交互にスイングする練習をすることです。
魚雷バットでヘッドを走らせる感覚をつかみ、青鬼バットで重いものも振り抜けるスイングのための筋肉をつけるということです。
野球選手にとって必要な筋肉はプレーの中で
今回ご紹介した3つの練習の繰り返すことによって、バッティングに変化が出てきます。また、効率的な方法なので、オーバーユース(使いすぎ)による障害も減るでしょうし、練習時間の短縮にもなります。
いわゆる「筋トレ」というのはあくまで補助的な練習として、技術を向上させる練習を第一に考え、その中で「筋トレの要素」が含まれることを行ってください。
野球に限らず、運動、動作ということを考えると、個々の筋肉のパーツパーツを細かく鍛えるということはとてもナンセンスで、いかに力の伝達を効率よく伝えていくにはどうしたらいいのかということを考えなくてはいけません。
筋肉はそのためのいわば触媒にすぎず、その過程において、筋肉が発揮する力が強けければ発達し肥大していくだろうし、そうでなければ細くなっていくというのが本来の自然な形と言えます。
つまり、野球選手にとって必要なのは何なのか、ということに集中し、そしてその答えは「野球選手として結果を残すこと」以外はなく、そのための練習は実際のプレーの中にしかありません。
よく言われることだと思いますが、「練習でできないことは本番ではできない」のであれば、なぜ「練習」で「ボディービルダー」になる練習をしているのでしょうか。
確かに、今までは今回の記事で記した内容の練習をする道具も少なかったかもしれませんが、今では次々と開発されていっています。
時代の流れにあわせて練習方法も改善していくべきではないでしょうか。
ちなみに、ほかにも弊社開発中のバットを使用した、練習方法を紹介しています。気になる方は以下の記事をご覧ください。