空振りする時に本人は自覚している
よく振り返って考えてみてください。
「バッティング」の時に「空振り」をしたことがあるはずです。
そんな「空振り」の時のことを思い出してください。
「あれ?なんで空振りしたの??」と空振りすることよりも、「だめだ・・・空振りしてしまう・・・」と空振りするよりも前に「空振り」を認識していることの方が多くありませんか?
これは、
「予測」していた「ボール」に対して振りに行ったのに、明らかに見当違いの「ボール」が来たため「スイング」を半分諦めて「空振り」している状態
です。
これは意識下での予測ではなく、無意識下で行われている予測です。
無意識下では、打てるときも打てないときも「予測」をして振っているということです。
でもこれって冷静になって考えてもらえたらご理解頂ける話です。
予測なしに「バッティング」なんてできません。
「投手」と「打者」までの距離が18mほどしかなく、そこを通過するボールのスピードは140km/hを超えることもああります。
そして「ボール」は小さく、細い「バット」を使って打たなくてはなりません。
そんな条件下で、
「視覚で認識」し、「脳や脊髄に伝達」し、「運動神経へ刺激」が入って「実際に動作を起こす」というのは不可能に近い
のではないでしょうか。
「動体視力」も同様で、それを鍛えたからといって特別大きな変化はないでしょう。
ないよりあった方が良いといったレベルの話です。