【小難しすぎて閲覧注意】筋肉の働きについて真面目に語ってみました。【打者編】

やはり求められていた精神論だけではない練習

先日、「その筋トレって何のためにやってるの?」という記事を書いたところ、思いのほか反響があったので、さらに詳しく書いてみます。

かなり医学チックな話になるので、興味のある方は読み進めてください。ただ、ここを理解するのかしないのかで練習の仕方がかわり、ただただスポーツはセンスだとかいう良くある話だけで済まされないことが理解できる第一歩だと思います。

筋肉と反射

先日の記事にて、

「バッティング時の動作でステップした際に引き延ばされる筋肉がある」

とお伝えしましたが、筋肉には特徴があり、引き延ばされると自動的に縮もうとする力があります。それは「伸張反射」と呼ばれています。

この進捗反射の仕組みは次のような一連の流れになっています。

まず、筋肉や靭帯についている、「伸びている度合」をチェックするセンサーが、ON/OFFを繰り返しながら、背骨の中にある脊髄と脳に指令をだします。

その後、指令が来た、脊髄と脳が、指令を送ったセンサーがついている筋肉や靭帯に指示をだすことによって反射が起こります。

なぜ、このような小難しい話をしたのかというと、実はスポーツの大部分はこの「反射」で動いていることばかりだからです。意識的に動く動作ってなんでしょうか。今はやりの五郎丸のようなルーティーンぐらいでしょうか。。。笑

閑話休題。

話を戻します。

先日の「その筋トレって何のためにやってるの?」という記事で伝えたかったのはこの部分で、いわゆる「筋トレ」と呼ばれるトレーニングは、鍛えたい筋肉をより意識し、集中することで筋肉のつき方に変化を出しています。

つまり、反射によって動いているのが大部分のスポーツでパフォーマンスを高めるために、「意識的」に動かす筋肉を鍛える「筋トレ」を日々やってしまっているということです。

筋肉と神経の絶妙なやりとりが、反応の良い筋肉を作り出し、高いパフォーマンスの実現、怪我の予防、強靭な体の育成に一番メリットがあるのではないでしょうか。

極論ですが、あなたはどっちがお望みですか?

  • マッチ棒のような選手が、何回でもスイングでき怪我もしない、ずっと振っていることができる。なおかつ打球は飛び、スイングも早い
  •  反対に筋肉マッチョの選手が、少し振ればばててしまい、怪我も多く、打球も大してとばない。

この二者ではどちらの方が「強い」と言えるでしょう?見た目は絶対後者ですよね?しかし野球選手として「強い」のは前者です。あなたはどちらがいいですか?

筋トレはしたほうがいいとかしないほうがいいという話ではなく、打者なら打者として優秀な選手になるためのトレーニングとして取り入れるべきです。優秀な打者になるために行う練習の一つに過ぎないということですね。

実は、極論とは言いましたが、この現象、現場ではよく起きている光景でもあります。

有名どころで言うと、日本人選手ではイチロー選手が分かりやすいのではないでしょうか。お父さん世代だと王選手や長嶋選手、落合選手といった方が分かりやすいですね。メジャーの選手であればデレクジーター選手なんかもあてはまります。

みな、一般人よりは圧倒的に筋力はついていると思いますが、スポーツ選手の中で見れば、見た目的な筋肉は筋骨隆々というわけではないはずです。

可能な限り、自分にマッチした、将来ある練習法を選択してプロ野球やメジャーリーグを目指して練習していきたいものですね♪

ではでは、実際にどんなトレーニングを行ったらいいのか・・・、それはいくらでも種類があるので、今後どんどんアップしていきたいと思います!こうご期待!

ちなみにそんなトレーニング方法であっても、人それぞれ、向き不向き、やるべきタイミングなんかもあるので、個別の具体的な話が聞きたい場合は、気軽にLINEアカウントにメッセージください♪(連絡が頻繁にくるので全員に返せるかどうかはわかりませんが、可能な限り順次返信に対応致します。)

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