野球選手に必要な「スイング」方法まとめ~あなたはどんな「スイング」をしてるの?~
バッターが「バッティング」について考える時に、様々な「スイング」を試みようとします。
昔から様々な「スイング方法」が勧められ、様々な選手が取りいれてきたことと思います。
しかし、その実状はあまり検証されてきていないのではないでしょうか。
そんな「スイング方法」の中でも良く話入れる「スイング」について解説したものをまとめたので、これを機会に自分の「スイング」について冷静な目で見てみましょう。
バッティング時に考える「スイング」方法まとめ
1.アッパースイングっていいの? ~野球選手はアッパースイングでないと打てない~
4.バッティングでヘッドが下がるとダメなの? ~ヘッドは必ず下がるモノ~
5.バットのヘッドを立てるのって意味あるの? ~ヘッドをたてるの正体~
1.アッパースイングっていいの? ~野球選手はアッパースイングでないと打てない~
「バッティング」の「スイング」に関しては、様々な方法が提案されています。
私たちが少年時代の1980年頃には、「アッパースイング」は決して許されることはありませんでした。
とにかく「上から叩け」、「ダウンスイングをしろ」、「ゴロを打て」と言われてきました。
しかし現代はどうでしょうか。
様々な科学的な検証データ、「カメラ」や「ビデオ」のテクノロジーを駆使すればある事実に気づくはずです。
それは、
「スイング」は全て「アッパースイング」になっている
ということです。
ちょうど、腰付近に来た投球をとらえているような画像をみても「ヘッド」は必ず下がり、「アッパースイング」になっています。
現実的に見て「ダウンスイング」や「ヘッドを立てること」はできません。
この現実を見ても、未だに「アッパースイング」をアンチと考えることは非常にナンセンスなことです。
さらに言えば、結果的に「ヒット」が打てて、「ホームラン」が打てる方法を研究し、それらの結果を生み出す「バッティングフォーム」や「スイング」であれば、「アッパースイング」だろうが、その他の「スイング」であろうと関係ありません。
例えば「ダウンスイング」を意識することで「ホームラン」を量産できるのであれば、それで問題ないということです。
ただし、現実は身体の構造を考えれば、必ず「アッパースイング」になっています。
よっぽどの悪球打ちでない限りは。
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アッパースイングっていいの? ~野球選手はアッパースイングでないと打てない~
2.ダウンスイングって良いの? ~ダウンスイングの正体~
野球選手であれば、若ければ若いほど「ゴロを打て」、「上から叩け」と言われます。
しかし、そんな意識に意味はありません(『ダウンスイングの真実 ~上から叩くな、ゴロなんか狙うな~』)
この上から叩くための「スイング」や、ゴロを打つための「スイング」を「ダウンスイング」として指導しているように感じます。
しかし、この「ダウンスイング」は打者にとって「良いスイング」なのでしょうか。
「良いスイング」の定義はここでは置いておいたとしても、野球選手は当たり前のことを忘れています。
打者が構えて「スイング」をする時、マウンドから投げられた「ボール」はホームに近づくにつれて地面に接近していきます。
つまり、「ボール」は落下しています。
そんな中で上から叩く「スイング」である「ダウンスイング」は、「ヒット」の確率を高めたい打者にとって有効的な方法でしょうか。
これは答えを言わなくても分かるでしょう。
さらに言えば、上から下へ落下してくるボールを「ダウンスイング」することによってゴロが打ちやすくなっているのでしょうか。
野球界の現場では検証されずに語り継がれていることが多くあります。
「あの人が言っているから」、「あの有名人が話していたから」ということを、そのまま伝えていくという恐ろしい現状があり、今後も変化の兆しがありません。
しかし冷静になって考えていくと、実に不可思議なことが分かってきます。
もしかすると「ダウンスイング」を始めた人は、その人にとって何らかの問題を解決するのに役立ったかもしれません。
ただ、その真意は現在語られているものとは全く違っているのではないでしょうか。
「ダウンスイング」で「バッティング」をすることは、とても高等な技術で、野球選手においてあまりメリットがないような気がするのは私だけでしょうか。
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3.レベルスイングって何なの? ~レベルスイングの正体~
野球選手の「バッティング」でよく言われる「レベルスイング」とはどんなものでしょう。
結論から言えば、明確な答えはありません。
「レベル」とは何を指すのかすら明確に教えられることなく言われています。
人によっては「地面と平行」、または別の方であれば「腰のラインと同じライン」、さらに他の方は「ヘッドが下がらないようなスイング」という人もいます。
これだけでも「レベルスイング」の正体は3種類もあります。
このように定義がないものは、人の解釈によってまったく捉え方が変わってしまいます。
定義があったとしても人の解釈によって変化は生まれ、時代とともに定義すら変化します。
そんな「レベルスイング」がどんな「スイング」であるのか考える時点で無駄です。
そして、指導者として「レベルスイング」という言葉を使うこと程、適当な指導はありません。
「レベルスイング」の正体を追求するぐらいなら、私は自由に「スイング」することをおススメします。
その中でよかった部分、課題の部分を的確に伝えるようにし、選手が迷ってしまうような「レベルスイング」という言葉は使いません。
LINEアカウントへの質問内容でも「レベルスイング」という言葉がよくでてきているので、選手達はと迷ってしまっています。
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4.バッティングでヘッドが下がるとダメなの? ~ヘッドは必ず下がるモノ~
野球界では、「ヘッドが下がらないようにバットを振れとよく言われます。
しかし結論から言えば、
バッティングでヘッドが下がることはとてもよいこと
です。
少し冷静になって考えれば、逆にヘッドが下がらないように打つ方法はあるのでしょうか。
例えば、「右打者」であれば「右手」を押し込むような意識をして「スイング」することはありだと思いますが、仮にその意識をもって「スイング」をしたとしても、「ボール」を捉える瞬間には必ず「ヘッド」が下がります。
「バッティング」だけではなく両手で何かを振る際にはかならず、「縦」向きの力が加わらなければ力が入りません。
また縦により近い状態になればなるほど力が加わります。
これは人間の身体の構造を考えれば当たり前の事実です。
そのため、バッティングも同様で、「右打者」であれば「右肩」が下がった「スイング」をしなければ力強いスイングはできません。
そのとき必然的にヘッドは下がるように「スイング」します。
人間の身体の構造を考えれば、ヘッドが下がる「スイング」は理に適っています。
ということはつまり、「ヘッドが下がらないようにバットを振れ」はあくまで意識の問題で、実現することはできません。
しかし、その事実を抜きに語られることが多いため、誤解が生まれているような気がしてなりません。
ではその言葉に隠された真意とはなんでしょうか。
それは、
投手が投げるボールに打ち負けることなく振る
ということです。
もう一つあるとすれば、「ゴロを打て」というものだと思いますが、これに関しては愚問でしょう(『バッティングの基本はゴロではない! ~「ゴロを打て」が選手をつぶしている事実~』)。
ヘッドが下がることはよくても、ボールに押されるような手首の使い方は避けなければいけません。
ただし、投手のボールに力負けすることは、ヘッドが下がっているからではなく、手首が力に負けてしまっているため発生しています。
これは避けなければいけません。
▼詳しくはコチラ▼
バッティングでヘッドが下がるとダメなの? ~ヘッドは必ず下がるモノ~
5.バットのヘッドを立てるのって意味あるの? ~ヘッドをたてるの正体~
野球界ではよく「ヘッドをたてろ」と言われることがあると思いますが、本当に「ヘッド」を立てた「バッティング」が実現すると思いますか?
仮に実現するのであれば、「ゴルフ」の「スイング」で「ヘッド」を立てて「ボール」を打つことも可能になることを意味しています。
打者が実際に「ヘッド」を立てて「ボール」を打たなくてはいけない「コース」とは完全に「ボール球」です。
真正面のボールを打つ時と、頭の上のボールを打つ時ぐらいでしょう。
しかし、そんな「ボール」を振っているようでは叱られて終わりです。
そんな「ボール」を打つことができるのは「ドカベン」の「岩鬼正美」ぐらいでしょう。
冗談はさておき、いわゆる「ストライクゾーン」または、自分が打ちやすい「コース」を「スイング」する場合の大半は「ヘッド」を立てて「スイング」することは不可能です。
そのため、実際の意図は、そんな現実的なことを言っているわけではないのかもしれませんが、「ヘッドを立てること」を指導することに対しては「?」がつきます。
ある人にとっては、本当に「ヘッド」を立てることが悪いことではないかもしれません。
しかし、現実としてヘッドを立てるスイングはあり得ないと考えた方がいいでしょう。
私はヘッドを立てるという意識自体は必要だと思います。
それはボールに打ち負けないために必要ということで実際にはヘッドは下げて打つものだと考えています。
あくまで意識の問題です。
「意識」と「現実」には誤差があります。
実際に「バッティング」する瞬間のことを考えれば、意識をしてどうこうなるような問題ではありません。
そのため「ヘッドを立てた方がいいのか」どうか考えるよりももっと大切なことがあるはずです。
▼詳しくはコチラ▼
バットのヘッドを立てるのって意味あるの? ~ヘッドをたてるの正体~
6.「どんなスイングをすべきか」を考えるよりも大切なこと
それでは具体的にトレーニングする方法がないのか・・・というとそんなことはありません。
それは
「MONOBUN」を使ったトレーニングを取り入れること
で全てを解決することができます。
「MONOBUN」は、極端な言い方をすればどんな「スイング」でも構いません。
・・・というのは極端すぎますが、自由に「スイング」していいものです。
特に決まった使い方はなく、自分が思う「スイング」のまま使用して構いません。
その中で「爆風音」がなるように、微調整をしていけば、いつしか「爆風音」を鳴らすことができます。
そして「爆風音」が鳴った時には、自分の身体を効率的に使うことができています。
つまり、その選手が本来もつ力をロスすることなく伝達し、インパクトの瞬間に100%の力を伝えることができます。
「MONOBUN」は、一般的に良いとされる「スイング」ができていたとしても鳴りません。
あくまで一般的に良しとされる「スイング」であってそれはあなたにとってベストなスイングではないかもしれないからです。
「アッパースイング」がどういったものであるのかを考える暇があるなら、少しでも「MONOBUN」を「スイング」して、効率的な身体の使い方はいち早く手に入れましょう。
「MONOBUN®」とは
「MONOBUN®」はリラックスした状態で「テイクバック」という予備動作をなくし、最もその人にとって効率的な身体の使い方、インパクトに100%の力を発揮するスイングをした時に「ある爆風音」が鳴るように設計されています。
判断が難しい感覚の部分を「爆風音」だけで確認できるシンプルなものです。
ネクストバッターズサークルに置かれているマスコットバットには意味がないことが判明してきています(『マスコットバットを使うとスイングスピードが落ちるという事実』)。
この「MONOBUN®」がマスコットバットに変わって置かれる日もそう遠くない現実だと思います。
そして実際のボールを打つ感覚を得るためには、本気で技術を手に入れたい人のために開発された「木製バット」である、炭化竹バット「WINDOM」を使用しましょう。
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痛くない・折れにくい・技術が身に付く「炭化竹バット/WINDOM」
今や、「金属バット」では「バッティング技術」が身につかないことは常識となっています(『金属バットで練習しても技術は伸びないって知ってた? ~炭化竹バットのススメ~』)。
では、「木製バット」で練習すればいいのでは・・・という話になると思いますが、ハナシはそんなに簡単ではありません。
「木製バット」は扱い方を間違えてしまうと簡単に折れてしまいます。
湯水の如く資金力があるのであれば、いくら折っても問題ないと思いますが、そんな環境下にある選手は多くはないでしょう。
そこで昔から使用されていたのは「竹バット」であったわけですが、そんな「竹バット」には「ボール」を捉えた時の「手のひらの激痛」という問題がありました。
そんなすべての問題を解決した「バット」こそが「炭化竹バット/WINDOM」です。
「MONOBUN」を使って適切な「構え方」と「スイング」を手に入れ、「WINDOM」によって実際のボールを捉える練習をすれば、「バッティング」の見違えるような変化に驚くでしょう。
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