野球選手が上手くなるために必要なことは辞めること?!
野球の練習を効率的に行い、最大限の成果を得るためにはどうしたらいいのだろうということを何年も考えてきました。
それは、社会人野球まで続けた現役時代も、また身体の構造について学んできた整骨院経営時代も研究し続けてきました。
その結果、上手くなるためには
何かを付け足すのではなく、重荷をどんどん取り除くことで身軽になれば放っておいても上達するのではないか
という結論に至りました。
実際にそのようにアドバイスした選手は皆一様にパフォーマンスを高め、その集大成である「MONOBUN®」を振れば、バッティングの改善まで見込まれました。
それはつまり、現代の野球は無駄な練習ばかりしているということに他なりません。
打者のスイングや投手のランニングも、ただの時間つぶしになっているに過ぎないということをすべての野球に関わる人が認識しなくてはいけないと思います。
時間的な浪費だけで済んでいれば、まだましかもしれませんが、アスリートにとって最大の天敵である「怪我」や「故障」のリスクを高めていることを忘れてはいけません。
パフォーマンスを高めることのない練習で「怪我」や「故障」をしてしまっては泣くになけません。
こんなことが言えるのも、自分自身が「野球肩」によって現役引退を余儀なくされたからです。
では、そんな無駄な練習が続いているのは、誰に問題があるからなのでしょうか。
関わる全ての人に問題があるのも確かですが中でも最大の問題は
選手自身の意識が足りない
ことです。
何のための練習をしているのか。
選手がランニング、100mを100本走るように命令されたとします。
とても楽しそうに走ればいいのですが、選手の顔面は青ざめ、ダラダラしながら、練習をこなすだけのものになっている事実があります。
これでは完全に時間の無駄です。
ただし、そんな状態になることを、99%想定しているにもかかわらず、練習の指示を出す指導側にも問題があります。
とはいえ、「指導者が悪い」といって言い分を主張することは、何の解決にもなりません。
お互いの言い分をすり合わせた上で、どれだけ生き生きと練習ができて、どのような上達が期待できるのかを探しし、全体練習や自主練に落とし込む必要があります。
また、全体練習のみで不足するところがないと感じる選手はそれで終わりでいいと思います。
気づいていない選手にはスタッフが指摘してあげる必要があるでしょう。
そのためのスタッフですから。
無意味な練習を5時間やるよりも、意味のある内容のある練習を2時間程度行った方があらゆる面で効果的です。
最悪、わからずやの指導者であれば、バレないようにサボる方法を考える必要性までうまれてきているのが現代の野球だと認識する必要があります。
1日24時間は誰でも一緒で、現役で活躍できる期間も人生の長さに比べれば、あまり大差ありません。
現在の練習法ほうを今一度見直して、ライバルに差をつけられるような練習やトレーニングに取り組んでください。