指導者の考えていることが分からないあなたに
野球には必ず、「指導者」と「選手」が存在します。
指導者だけの野球チームはありえず、選手だけの野球チームもほとんど存在しないのではないでしょうか。
必ず、監督やコーチが存在します。
そして、「指導者」と「選手」が存在すれば、必ずそこには人間関係の問題がでます。
ある意味仕方のないことで、壁を作らなければならないと思っている指導者がいることは事実です。
ただ言葉を交わす数が少なくても、向かっていく方向性が一致していないと、なかなか試合を制することは難しいのも事実です。
それでは、この「指導者」と「選手」の関係を良好にするためにはどうすればいいのでしょうか。
そのためには
それぞれの立場を理解すること
です。
そして、さらに現実的なことを言えば
「選手」が「指導者」の立場を理解すること
です。
ただ、間違えないで頂きたいことは、「言うことを聞いていればいい」と言っているわけではありません。
言うことを聞いていても、最後に選手としての責任をとらなければいけないのは、あなたです。
とはいえ、指導者の方がスポーツ的に言えば地位が高いという事実は仕方ありません。
なぜなら、選手の起用権限をもっているからです。
この起用権限に関してはどうすることもできません。
指導者の考えていることが分からないあなたができること
それでは、「選手」は「指導者」に対してどのように接すればいいのでしょうか。
具体的な例を見ていきましょう。
試合で負けると、指導者はさらに厳しい練習を課します。
選手は試合後で体も疲れているので、休みたい気持ちが強くなります。
しかし、指導者はそれでも練習をしようとします。
その気持ちの正体は何でしょうか。
それは、
「指導者」はチームを勝たせたいための選択
です。
また、「練習させる」以外に選択肢がないということなのかもしれません。
当然、他にも選択肢があるのですが、そんなことを「指導者」に向けていった所でどうしようもありませんし、直面してしまった日には仕方がありません。
今回の記事では、選手自身ができることにフォーカスしたいので、「指導者」を変えることはできない前提で話を進めましょう。
恐らく、指導者も怒りをぶつけるために「練習を強制している」わけではありません。
とはいえ、これ以上厳しい練習をするのも利口とは言えません。
そのため、
練習はするけど、適度にサボる
というのが正しい正解ではないでしょうか。
現在の野球界は、野球選手はとにかく練習をしすぎており、体はオーバーユースの状態になっています。
とはいえ、「指導者」は不安などを消すために練習を強要します。
そんなことより、もっと上達するための方法を検証する時間をとる方が大切です。
しかし、この溝は中々埋まることはないでしょう。
選手ができることは、指導者の立場を理解した上で、ある程度はのっかった上で、自分自身で技術を高めるために「考える力」を養うしかありません。
ただ、最後に言えることは、
監督と選手がお互いに立場を理解しているチームが最強
であることは間違いありません。